電話ぼっくす
映画の予告カットを見た連れが、「持っている?」と尋ねるので、
『ソロモンの偽証』(宮部みゆき/新潮文庫)の第一巻を渡しました。
「昔の中学生だー。携帯持ってない」
読みはじめた連れは、安心したように言います。
「電話ボックスって、どんなものか思い出すのに時間がかかったよ。
そういえばあったねえ」
透明な壁に囲まれて
扉は内に引き込まれ
夜には電燈が点いて
そもそも名前が不思議です。
思い浮かばない人も多くなった事でしょう。
冒頭の場面です。
丁寧に読むのは良い事ですね。
全六巻ですが。
by otenki-nekoya
| 2015-03-01 21:56
| 本