narcia

nekoya2010.exblog.jp ブログトップ

花と小唄

花に嵐とはまさにこの事、
昨日はベランダの植木鉢が吹き飛ぶ程でした。

山の中程の、所々白いは山桜。
染井吉野は人が植えたところで咲く。
川に張り出した並木は七分で見頃です。

海に面した高校を一周してみました。
校舎を挟んで海に背を向けた校門前には
旧制中学以来の重々しい松や槙が
由緒ありげに整えられていますが、
桜の木はないようです。

この学び舎から街に出た卒業生達は
都会の「桜文化」に呆気にとられる事でしょう。
「私だって、東京に出て桜の気合いに驚いた」
雪月花全てに無縁だったんですね。


公園を通り抜けて帰ろうとすると、
桜を見上げた男性がゆらゆらと
土地に別れを告げる小唄をくちずさんでいます。

 し〜いばあしい わっかあれーの なみだがにいじ〜む〜

今も花を見ると想うのか。
あのうたは、軍歌です。
「え?あの人、そんな年じゃないよ」
子供の頃になじんだ歌なんでしょう。
「──って、大陸?」
違います。

 こ〜いし なあつうかあし あややや や〜あやや

うろ覚えだったのか面倒になったのか、
花を見上げたまま途中で歌詞が適当になります。
私が代わりに歌ってさしあげましょう。

 椰子の 葉陰に 十字星

「南方か‥‥あ!あ、そうか!」
地元の歩兵連隊が向かった地です。
本当にご家族が行かれたのかもしれません。
幼い頃の歌が懐かしいだけかもしれません。
[PR]
by otenki-nekoya | 2012-04-01 19:10 | 散歩
line

日記


by otenki-nekoya
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite