水路
部屋にいると自動車の音の奥に
波のとどろきが届きはじめました。
青空のどこにも嵐の予兆はないのですが。
今話題の小水力発電にぴったりと評判の用水路の堰が
部屋の前の川の上流にあるというので行ってみました。
山裾の一つの集落の終わりというか、始まりというか、
村の端に近づくとごうごうと音がします。
幅一間、高さ一間くらいのさして大きくないコンクリートの急斜面ですが、
かなりの勢いで大量の水が叩き付けられるように落ちています。
こういったエネルギーを集落ごとに確保しよう、という訳です。
堰の上流は水をたっぷりたたえた水路になっています。
薄紅の合歓の花、白い涼やかなリョウブの花穂、朱の鬼百合、
木々が暗い陰を落とす水面を眺めていると、
岸沿いに木箱がずらっと並べて沈められた一画がありました。
どの箱にも厳重に南京錠や数字合わせ錠がかかっています。
それほど高価なモノがこの箱の中に。
餌に釣られ、ウナギが入るのですね。
この川の産ではなかったけれど、昨夜の鰻は美味でありました。
傍らを低く流れる河の本流から
水を水路に引く地点まで辿り着きたかったのですが、
水辺がいくら涼やかであろうと、
真上から照らす太陽には太刀打ちできません。
波のとどろきが届きはじめました。
青空のどこにも嵐の予兆はないのですが。
今話題の小水力発電にぴったりと評判の用水路の堰が
部屋の前の川の上流にあるというので行ってみました。
山裾の一つの集落の終わりというか、始まりというか、
村の端に近づくとごうごうと音がします。
幅一間、高さ一間くらいのさして大きくないコンクリートの急斜面ですが、
かなりの勢いで大量の水が叩き付けられるように落ちています。
こういったエネルギーを集落ごとに確保しよう、という訳です。
堰の上流は水をたっぷりたたえた水路になっています。
薄紅の合歓の花、白い涼やかなリョウブの花穂、朱の鬼百合、
木々が暗い陰を落とす水面を眺めていると、
岸沿いに木箱がずらっと並べて沈められた一画がありました。
どの箱にも厳重に南京錠や数字合わせ錠がかかっています。
それほど高価なモノがこの箱の中に。
餌に釣られ、ウナギが入るのですね。
この川の産ではなかったけれど、昨夜の鰻は美味でありました。
傍らを低く流れる河の本流から
水を水路に引く地点まで辿り着きたかったのですが、
水辺がいくら涼やかであろうと、
真上から照らす太陽には太刀打ちできません。
by otenki-nekoya
| 2011-07-17 17:20
| 散歩