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雨夜の品定め

さかのぼる事に意味があるのか、
普通に年代順にやってもらったほうが
やっぱり分かりやすい気がするけれど、と毎回思いつつ
旧教育TV『さかのぼり日本史』(火曜 22時)を見ています。

春先から気にしていた旧千円札の男・初代内閣総理大臣、ついに登場。
番組では強すぎる官僚制度の元凶として紹介されていましたが、
立派な仕事をしています。
「それはそうだ。お札になるくらいの人は偉い」
次回は明治十四年の政変です。
「一万円札の男が政治から閉め出された時だ!」
そういう文脈で扱うかどうかはわかりませんが、
旧教育TV『百分 de 名著』(水曜 22時)が次回から
『学問のすすめ』ですから、きてますよ、福沢センセイ。

「五千円札の樋口一葉ってすごいの?」
若くして亡くなったから作品数は少ないけれど、
読むとなんというかビジュアルが立って、ものすごく面白いです。
ただ、他の作家より上かどうかは。
とりあえず女性で誰かいないか、という事だったのでしょう。

「日本の女性で作家で一番といったら紫式部だ!」
えっ、『源氏物語』読んだ事あるんですか?
「ない。円地文子の訳でも難し過ぎた」
挑戦したんだ。瀬戸内寂聴では。
「無理!でも一番でしょ」
確かに一番です。だからもうお札になってます。
「うそ」
ちょっと待っててください。

あったあった、裏ですけど。
「‥‥二千円?」
ほらここに、小さく、紫式部のものという肖像が。
「二千円札なんて、ろくに見た事ない」
こんな事もあろうかと、とっておいたんですよ。

こんな事は普通ないと思いますが。
by otenki-nekoya | 2011-07-06 19:09 |
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日記


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