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たそがれ時

この強力な光の中で
海はさぞかし青いだろうと思われますが
白熱する外界に踏み出す勇気はありません。

太陽が沈んでからやっとふらふらさまよい出ます。

日射しが消えると同時に吹いていた風もとまりました。
もっと涼しくなるのを待っているのか、
夕食中なのか、五輪競技に見入っているのか、
通りには人っ子一人歩いていません。

時ならぬ人影にびっくりして振り返るのは猫ばかり、
今時分は自分たちの天下だと油断しているのか、
あう猫あう猫みなぎょっとしたように
動きを止めこちらを見ます。

暮れて行く砂浜の上を探します。
ああ、ちゃんと張り直してある。
先週間に合わせに流木で囲んであった四角が
木の柱と白い紐できちんと区切られています。

海のそばの消防分団の二階に明かりがつき
挨拶と拍手が降って来ます。
そういえば昼間、何を言っているのか聞き取れない
防災無線で消防団が呼び集められていました。
放水競技会があって慰労会をしているのでしょう。

思いがけず暗くなるのが早く、小走りで国道に出ます。
角のドラッグストアまでが早じまいしていて、
町中だというのに公園横のうちまでは
わざとのように暗闇が続いています。
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by otenki-nekoya | 2012-07-29 21:20 | 散歩

うしの日

ウナギが高価い高価い、と話題になっているようです。

「そんなにみんなウナギって食べるのかなあ?」
コナン君の友達のゲンタ君は毎回高価なお宝を
『うな重』換算しているではありませんか。

「会合でよく料亭のうな重とか出るけど
そんなに頻繁に食べたいとは思わないよ」
それはたぶん、栄養のある餌をたっぷり与えられて
きれいな水で養殖というか肥育された若ウナギですね。
「牛でいったらすごい霜降り状態か」
私は牛の脂でおなかをこわすので
高級霜降り牛はもう何年も食べていません。
負け惜しみではなく、牛は赤身がおいしいです。

恒例の隣町の川で獲られた天然ウナギ尾頭付きを
開いて軽く白焼きにしたものをいただきました。

かたじけない。

さっとタレを塗って、あぶります。
ごはんなしでもさくさくと身だけ食べてしまいそうになります。

「これはおいしいよ!あぶらが全然しつこくない」
人智をかけて味良く育てられたウナギを上回る
野生のウナギというのは、余程豊かな環境で育ったのでしょう。

たとえばこれほどの辺境。
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by otenki-nekoya | 2012-07-27 22:17 |

いち

「1メートル四方」とタイトルを打って、
アラビア数字とカタカナと漢字が混じると
見た目になんだか落ち着かないなと思い、
それで思い出した事があります。

以前遠目に見た地方紙の見出しで
縦書きで紙面のまん中に大きく
『ITにかける情熱』

‥‥。
違和感を感じました。
大きな写真と周りを囲む記事の紙面構成から察するに、
地元で仕事に打ち込む若者を紹介するコーナーだと思うのですが、

情熱をかけるには『IT』では漠然とし過ぎているのでは?

気になるので、紙面に近づいて見ます。
写真の青年は飲食物を扱うような
白い上下と白い帽子で、

あ。
お豆腐屋さんだ。
『ITにかける情熱』ではなくて、
『1丁にかける情熱』

‥‥だったんだ。
でもまだ何かがおかしい。

あっ。

見出しにするならば、
『一丁』なのでは?

縦書きで『一丁』としたらしたで
『テにかける情熱』
『〒にかける情熱』
と見間違えたかもしれませんが。
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by otenki-nekoya | 2012-07-23 21:20 |

1メートル四方

黒く重たい雨雲の塊が次々と飛び去って行くのを
ごうごうと海風に吹かれて見上げます。
南の島で爆撃機を見送るようです。

ようやく流れ込む川の濁りがおさまり
空は雨雲でまっ暗くても
澄んだ海の水は何層もの深い青になりました。

片付けても片付けても浜を覆う木片は
とりあえずめぼしいものだけ
数メートル間隔に積み上げられています。
どれだけ手間がかかっても、
この時期必要な作業なのです。

ああ、あった。
白いハマユウの花と紫のハマゴウの花の群落まで
砂が吹き寄せられこんもりとしたところに
短い白木を砂地に打ち込み
ぴんと白い紐を張った正方形の結界、

海から来たりしものが
重い軀を引きずり辿り着いた跡。
そして海に還りし跡。

小走りに駆け寄った人間の靴跡。

砂浜のはしのほうに、
流木で同じように正方形が描かれていました。
後で気付いて、手元に結界セットがなかったので
周囲から白くまっすぐな流木を選ったのでしょう。

白く囲われた砂の下に白く丸い卵が眠っている。

黒く縁取られた蝶が、砂浜を舞います。
アオスジアゲハ。
その鮮やかな青緑は
その海の中の一色と似ています。
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by otenki-nekoya | 2012-07-22 22:07 | 散歩

雨あがりに鳴く

例によって突然の豪雨に川の水位が高まっていきます。
気象レーダーの画像で見ると幸い雨雲から抜けそうです。

例によってからくも難を逃れました。
雨がやんだので小鳥達の声が聞こえます。
きっと今月初旬から現れたクマゼミも鳴き出す‥‥

ほーほけきょ。

‥‥なんで七月の町中の公園にウグイスが。

ニュースでは、隣村を襲った突風被害を伝えています。
突風。
たぶん竜巻。

山から吹き飛ばされてきたか、うぐいす。
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by otenki-nekoya | 2012-07-12 17:34 |

Uらける未来

電車の車内吊り広告を眺めます。
このローカル線の記念イベントのお知らせ。

その隣の広告は縦書きで
『 ながる希望、
 Uらける未来』

‥‥流る希望、
しらける未来?

文字の周囲は若者のスナップ写真で囲まれ、
あ。一番上の写真がほとんど切れてる。

つまり、隣のイベントの広告とサイズを合わせるために、
こちらの広告は上の部分を詰められて、本当は

『つながる希望、
 ひらける未来』

某国防軍の高等工科学校だそうです。
田舎とはいえあまりにもぞんざいな。
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by otenki-nekoya | 2012-07-03 21:28 | 散歩

ブラック・シックス

東京のいとこは筆まめというかメール嫌いというか、
いつもきれいな字できれいなハガキをくれます。

娘さんが卒論も無事仕上げ、就職も首尾良く整ったそうです。
私の無駄話で進路を決めちゃって大丈夫かと思っていたけれど、
彼女の適性にかなっていたようで、よかったよかった。

しかしイキモノ駄目絶叫系のいとこは、連日遅くまで
研究室で実験をするムスメが謎なようです。

連れにハガキを見せたら、妙なところで納得していました。
「『ブラック・シックスというネズミちゃん』‥‥
ああ!ビー・エル・マウスの事か!
ビーエル、ビーエル、って呼ぶけど、
何の略か考えた事なかったよ!
そういえばあのマウス、黒いねー」
はい。ビー・エルは、あくまでも、BLACKの略であって。
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by otenki-nekoya | 2012-07-02 21:26 | 普段
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日記


by otenki-nekoya
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