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みほとけの御導き

書店に行っていた連れが買って来たのは
『仏像拝観手引』(NHK出版)。
‥‥意外。

旧教育放送火曜夜放映の『さかのぼり日本史』、
さかのぼる意味はあるのか順番にやってほしいと毎回言いながら、
歴史年表上の出来事を主に経済的側面から評価するのが興味深く、
なんとなく毎回見てしまいます。

その後にやっている仏像鑑賞番組もなんとなく見ていると、
ただ有名な仏像の由来来歴鑑賞法を解説するだけでなく、
なんと藝大の学生さん達が名高い仏像の制作技法通りに
レプリカを作ったり修復をしたりする行程を見せてくれるのです。
見ているうちに自分でも大日如来のひとつも
彫りたくなってくるという有り難い番組です。

こんなタイトルだったんですか。
仏像なんかに興味はないと思っていたのに、
テキストを買って来てしまうほど気に入ったんですね。

「いつか奈良に行く時のガイドにもなるし」
奈良、そんなに行きたいですか。
連れはTVで奈良が映る度に「奈良には行った事がない!」
と叫んでいます。

みほとけ達は千年前から待っている。
焦る事はありません。
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by otenki-nekoya | 2011-12-25 13:44 |

きよしこの夜

たぶん多くの人がこころあたりがあるのではないかと思いますが、
小さい頃、「きよしこ」の夜の
「きよしこ」ってなんだろう、って不思議に思いませんでしたか。

「『きよし、この夜』でしょ」
そうなんですが。
「こっちに来なさい、とか、そんな意味?」

‥‥。
「来よし」、この夜?
なんで京都弁なんですか。

「文語表現とか」
違います。

さーいれん、ない、
ほーりー、ない、

の「ほーりー・ない」の方です。

「おっこちる夜?」
なんでフォーリング・ナイト。

「きよしこの夜」の意味をまだ知らない大人もいる。
いっそ神々しい程です。
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by otenki-nekoya | 2011-12-24 18:46 | 音楽

冷たい乾いた強い風

青い空を冷たい強い風が吹いています。
山の向こうにたくさんの雪をおとして
すっかり乾いて透き通った風がやってきます。

雨が降らないので川から土が流れ込まず、
青い海は透き通り過ぎて黒くみえるほどです。
うねりのない平らな海の上を強い風が吹いて、
黒いほど青い水面を細かく銀色に縮れさせています。

祝日だけれど日曜ではないので働いている人がたくさんいます。
砂浜に小舟が四隻放りっぱなしで、
みんな干場に干し網を引いて慌ただしく
揚がった獲物の天日干しの準備をしています。

道路をはさんだ作業所を振り返ると、
青空の中強い風に揺られて
凧──
ではなく、イカが。
開かれた真っ白な烏賊が
一列に並んで作業所の屋根の上で風に吹かれています。

その下、作業所の屋根全面の上に
銀色の棒がぎっしりと、
何百ではきかないほどぶらさがっています。
大振りのイワシを丸干しにしているのです。
そこいらのクリスマス・オーナメントが足下にも及ばぬ程、
銀色の何百本もの棒が冷たい乾いた風に吹かれてきらきらと。

山向こうに大雪の降る日は、
山のこちら側では絶好の干物日和です。
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by otenki-nekoya | 2011-12-23 18:41 | 散歩

凍える弦

夜更ければ欠けるはずの満月は、雲に覆われています。
そのおかげで地に満ちた何千もの小さな炎が一層輝きます。
広場を埋めるキャンドルの灯です。

このあたりでは珍しい冷え込みになりました。
イヴェントに参加するクラッシックギターデュオの
野外演奏を聞こうと夜道を歩いて来たのですが、
人気TV番組のBGMなどでかなりメジャーなはずの若者二人は
革ジャンにジーンズ、この凍天にはあまりにも無防備で、
「おもしろい!指が動かない!」
などと叫びながらそれでもさすがの超絶技巧を披露します。

しっかり着込んで来た観客達は
「可哀想に」
「なにか風よけに囲うちゃればええに」
と震えながら演奏する青年達に同情しきりですが、
十二月初旬のこのへんはそう冷える事もあるまい、と
寒さ対策をしなかったイヴェント元締めはもとより、
演奏家もプロなんだから、それなりに防寒せんかい。
南国育ちの人々はそういうところが抜けています。

ああ、この曲。
ギターが鳴り始めると、後ろの赤子が
うきゃあ、と歓声をあげます。
母親は「しいっ」と制していたのですが、
もともと屋外なので他の物音もしていて気になりませんし、
まわりの人も
「まあこの子はこの音が好きながやねえ」
「音楽がわかるがやねえ」と話しかけ、
赤子、一人で熱狂ライブです。
琴線に触れる、と言いますが、
佳い弦の響きは本当に人の声のようです。

MCを担当していた方のギタリストが、いきなり
「歌います!歌いたい気分です!」と即興で歌い出します。
相棒がソロ演奏しているあいだ、
がちがち震えながらじっとしている事に耐えられなくなったようです。
「全米デビューきまりました!」
おおー。

大陸は寒いです。
防寒対策は、万全を期してください。
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by otenki-nekoya | 2011-12-10 21:20 | 音楽

ヨクミキキシワカリ ソシテワスレル

誰もが一度は読みたいと思っていても
なかなか手に取る事ができない作品の紹介番組、
旧教育放送の『100分 de 名著』、

今回は『銀河鉄道の夜』

‥‥100分あるんだったら原典を読もう。

と、思いましたが、講師がろじゃー・ぱるばーす先生だそうです。

ほら、井上ひさしさんが
「歌舞伎は外国人には理解しにくいのでは」と言って、
ものすごく怒られた、というあの人。
「あ、『日本語教室』の最後のところね」
『銀河鉄道』は東北でなくなった方々を
悼むためのセレクションなのでしょう。

「ミヤザワケンジ、というと、雨にも負けず、の?」
そうです。
「雨にも負けず、風にも負けず」
そうです。
「たきぎを背負って本を読んだ」
違います。

たきぎを背負って本を読んでいるのは
二宮金次郎です。

「ケンジはたきぎ背負ってないの?」

西に疲れた母あれば行ってその稲の朿を負うかもしれませんが。
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by otenki-nekoya | 2011-12-07 18:42 |

まことに小さな国ながら

年末大河もいよいよ最後の年となりました。

のぼさんものうなってしもうて、
秋山兄弟も大きないくさの中では
ぎょうさんの人の中の点のようなものぞな。

じゃっどん薩摩んひとの多か事、
大山さあや東郷さあのごと
悠揚迫らぬ話し方の人はよか、
伊地知どんは何を言いよっとかわかりもはん。

長州のお人はさすがじゃ、
出身の異なる部下に判りやすう話されとるのか、
政府の謀略で長州弁が標準語になったのか、
乃木さんも児玉さんも語尾に「じゃ」がつくだけじゃ。

帝は京風のイントネーションであらしゃいます。

島村さんは土佐弁じゃき、ようよう聞いとうせ。
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by otenki-nekoya | 2011-12-04 21:40 | TV

十二月一日のニュース

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『落ち鮎漁 解禁』

朝の六時半からだったそうです。

この近くの川は形の良いのがぼつぼつ、
でもその隣の川と東の清流は
雨で下流の禁漁区に流れてしまい、
漁は期待出来ないそうです。
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by otenki-nekoya | 2011-12-01 22:35 | TV
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日記


by otenki-nekoya
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