narcia

nekoya2010.exblog.jp ブログトップ

金紙のひみつ

いろとりどりの折り紙の中でも

金紙と銀紙は特別な存在でした。


全ての色の一番上にあって。

他の色と違ってぴかぴかひかって。


その大事な金紙を、

机の上から落としてしまいました。

ひらり、と縦になった金色の折り紙が

壁のコンセントをかすめる瞬間


小さなじっ、という音と白い光が閃きました。


床に落ちた金紙をみると、四角い紙の一角の、

光る部分と裏の白い紙がほんの少しなくなって、

薄い黄色の透明なシートだけが残っていました。


──アルミニウムは電気を良く通す。


引っ越す前の家での一円玉騒動を思い出しました。


金紙の先端が偶然コンセントの差し込み口に入り、

アルミが溶け、裏の紙は燃えたのだとわかりました。

窓に近かったコンセントより壁際の机の足下は暗いから、

小さな火花が散るのも見えたのです。


金紙って、透き通った黄色いシートに、

アルミかなにかの金属を薄く張って、

裏に白い紙を張ったものだったんだ。


ぴかぴか光る金色って、

ぴかぴか光る銀色+黄色だったんだ。


小さい三角の形に残った透明なシートは

なんだか黄ばんだような色で、

あまりきれいとは思えませんでした。


この体験のせいではないのですが、

その後小学校にあがって、

金色の賞をつけてもらう機会があっても、

あまりうれしくはありませんでした。


金色より銀色の方が純粋できれいだと思っていました。



物質としての価値は程なく教わりましたが、

それから何十年も経った今でも

「一番いい色」という言葉にはあまり納得していません。

それでも、首にかけられない金色のメダルは良いですね。


「首にかけられない金メダル?」


ノーベル賞のメダルです。



[PR]
by otenki-nekoya | 2014-12-12 22:06 | 普段
line

日記


by otenki-nekoya
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite