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びわを煮る

雨が少なかったせいか、今年のビワはおいしい。
雨が少なかったせいか、今年のビワは傷みが少ない。

だからといって。
一度に百個以上もらっても。

と、思っていたらレモンをもらいました。
冬場はそれこそ百個以上もらったレモンですが、
この時期には有り難い。

よーし、ビワも瓶詰めにしましょう。

ビワは空気に触れると錆色になるので、
皮をむいて、割って種を取って、
面倒だけれど内側の薄皮も除いて、
ひょいひょいと塩水にほうりこみます。

これどうするの、というくらいあったビワが
皮と種を取ると、なんとかなりそうなくらいの嵩になりました。
種は砂糖を入れて焼酎漬けにすると風味の佳い種酒になりますが、
生薬成分が強いのでたくさんは飲まないように。

あとは他のジャム作りと一緒で、
鍋に入れた果実に砂糖をまぶしておきます。
丸い形がかわいいので、つぶさずそのままにしました。

数時間後に見ると、びっくりするほど水分が出ています。
たしかに、ビワをむくと、つつーっと汁がこぼれ落ちるけれど。

子供の頃、ビワの汁は茶色くなって取れないから、
決して衣服につけてはならぬ、と厳しく言われました。
鉄の掟にしたがい、ぽたぽたとテーブルに落ちた露も確実に拭き取ります。

砂糖の量を加減するために
たっぷりの果汁に沈んだビワを食べてみると、
これはおいしい!生のビワのシロップ漬け、
皮をむいてあるので思わず次々と手を出して
‥‥我にかえります。

鍋を火にかけて、果実にひたひたになるくらいまで水分をとばします。
酸味のある果物には私はレモンを入れないのですが、
ビワは酸味がないので最後にレモンを絞り入れます。

実の形を残しているので、ジャムではなくシロップ漬けになりました。
煮沸消毒したガラス瓶に果実を詰めて、シロップで覆って泡を抜いて、
熱い瓶をタオルでつかんで蓋をしっかり閉め、ラベルを貼ります。

やさしいオレンジ色。
ラベルがなければすぐに何だったかわからなくなるでしょう。

それこそレモン色から暗い橙色まで、
冬から春にかけての柑橘類の瓶詰めの
一番奥に並べます。
by otenki-nekoya | 2013-06-09 22:30 |
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日記


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